昨日の新聞屋さんがありがたい事にブログを見て下さったようで、感謝!
で、プロフィールが気になったそう。
「3日でパートをクビになったって本当ですか?」
本当です。
仕事内容は、電話で商品を宣伝するいわゆる「テレアポ」
よく電話かかってきますよね。「お墓ありますか?」とか「コピー機のご案内です」とか。
あの類です。
電話帳を見ながら順番に電話をかけ、会社名と商品名を言い、お勧めする。
普通は、言う言葉をすべて書いたマニュアルがあるそうですが、その会社は無く、「話の流れで、考えてお勧めしていってください。」ということでした。
電話をかけても、「買います」という方は皆無であり(当たり前!)、ではどうやって話を進めていけばいいか、言われた通りに自分なりに考え、そして、担当者に一生懸命質問し、精いっぱいやってみました。
3日目。終了時刻近くに担当者に呼ばれました。「岩下さん、仕事大変そうですね。」
難しいけれど、何とか頑張っている、というような事を言ったと思います。話が進むにつれ、ああ、これは、辞めろと暗に言っているんだなあ、と感じたので、辞めます、と自分から言いました。
そうしたら早かった。仕事をした分は払うからと言われ、ボールペンを一本もらい、仕事場に戻る事なく事務所から直接さようなら、でした。
悲しかったですね。
自分が全く役立たずで、自分という人間を否定された…
当分ショックから立ち直れませんでした。
ですが、今思えば教訓だらけです。
一つ。テレアポの仕事をしている人は頑張っている。かかってきた電話は非常に迷惑だけれど。
二つ。世の中にはテレアポの仕事が合っている人がいる。同じように電話をかけても面白いようにお客がついてくる。どうやったらあんなふうにお客がつくんだろう。と羨ましく見ていました。
三つ。辞めさせ方がうまかった。「仕事が大変そうだ」と気遣っていると見せかけて「辞めます」という言葉を引き出す話術の巧みさ。さすがプロ。
四つ。質問をしまくったのは私だけだった。なんせ、知らない世界に飛び込んで、不思議なことだらけ。担当者の「分からない事があったら何でも質問して下さいね」という言葉を真に受け、どんどん質問してしまった。つまり、これが、嫌だったのでしょう。何の疑問も持たず、言われた通りに仕事をすれば辞めさせられる事は無かった。でも、私にはできない。
五つ。私にテレアポの仕事は全く合わない。
以上、教訓。
当分、ボールペンを見られませんでした。捨てようかとも思いましたが、「教訓」にしようととっておきました。
現在、使っています。見るたびにクビになった事を思い出しますが、辛い気持ちを味わった事を忘れないために使っているのかもしれません。
アハハ 「なぜ」には気を付けてね~
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<2012/9/16追記>
質問をしすぎたのがクビの原因でした。
「なぜ?」と疑問を持ったことを、素直に聞くのが、
悪い結果を生むこともあると知ったのでした。
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