調律師さんの仕事
今まで色々な調律師さんに会ってきました。
子どもの頃は、調律の後、何曲か弾いてくれるのが楽しみでした。同じピアノなのに、どうしてあんなに上手なんだろう。あんなふうにうまく弾けたらいいな、といつも思っていました。
中学校で教えていた時は、グランドピアノ一台を半日かけて調律してくれた、「おじいちゃん調律師」がいました。
冬の寒い中、「音が狂うから」と言って、持参の電気ストーブのみで広い音楽室の中で作業してくれました。
冬の寒さと言ったら半端でない地方に住んでいた、おんがく屋♪岩下ですが、流しの上に出しておいた大根がカチカチに凍ってしまった事があります。冷蔵庫に入れれば凍らずにすんだというくらいの寒さです。
さて、「おじいちゃん調律師」が調律したピアノ。
涙が出るくらいきれいな音!
感激しましたね~
古いピアノだったのですが、調律師によって、こんなにも美しい音になるなんて。
もっとお礼を言っておけば良かった。
そして、これも忘れられない調律師。
小学校で教えていた時、一日でグランドピアノを含め、5,6台調律していった方。
びっくりしましたよ。思わず、「もう、終わりですか」と確かめました。
この方、どうもチューナーのみで調律したらしいです。
その時のピアノは、ピッチは合うようになった気はしたけれど、音色がばらばらでした。
ピアノがとてもかわいそうでした。
あっ おんがく屋♪岩下はピアノは生き物だと思っています。
その日の気分によって音が変わるし、天気によってももちろん。
レベルアップすればそれに応えてくれるし、逆に下手になると「どうしたんだよ~」と責められている感じ。
さあ、私のボストンピアノ。
長い道のりをはるばる埼玉の川口までやってきました。
調律師さんは、いるのだろうか。
チューナー片手にピアノを生き物と思っていないような調律師には頼みたくない。
そうして、4,5年経ってしまいました。
いよいよ調律をしなければならないと思い、電話帳を調べると、「中古ピアノ」を多く扱っている「小林楽器」さんに、行き当たりました。
なんとなく、ピアノは新品より中古の方が味わいがある、と感じていたので、連絡しました。
そして、見つけました。
私のピアノを調律してくださる方を。
小林さんとの初めての出会いはちょっと変わっていまして、詳しくは、小林楽器さんのホームページ(←クリック)に投稿させていただいているので、ご覧ください。
先日は、メンテナンス中のピアノの中身を見学させていただきました。外はヤマハ、中はドイツの部品(でしたっけ?あやふやでごめんなさい)のピアノがとても良い音でした。
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