検証!病院のロビーコンサートは、本当に患者の心に有効なのか?
川口市 岩下音楽教室 岩下春江です。
風にのって、金木犀の薫りが漂ってきました。
さて、多くの病院では、入院患者の為に、定期的にコンサートを開く所が多くなってきたように感じます。
そのコンサートは、本当に患者にとって有効なのでしょうか。
検証する機会がありましたので、報告します。
◆患者
術後8日目。入院10日目。
当日状況→ 手術の経過は良いものの、
軽い感染症により、37〜38度前後の発熱。全身倦怠感あり。
◆コンサート内容
カワイのグランドピアノによる、ピアノ独奏。
曲は、童謡からポピュラーまで、多岐に渡っており、オシャレな編曲で、高度な演奏技術。
◆患者の様子
3曲目くらいから、ハンカチを取り出し、目に当てている。
知っている曲は、口ずさんでいる模様。
だんだん、ハンカチを出す回数が増えていく。
◆患者の感想
まさか、ピアノを聴いて、泣けるとは、思いませんでした。
ピアノの、生の音がしみじみと、心にしみていくのが、感じられました。
熱のせいかもしれませんが、自分の今までの音楽人生を思いました。
私は、ピアノが好きなんだ。
音楽で、感動できるんだ。
今まで、自分の隅っこに、音楽に対して小さな疑いがあったんですが、
晴れていきました。
身体が弱っている時に、音楽を聴けて、本当に良かったです。
◆結果
病院のロビーコンサートは、患者にとって、非常に有効であるということが、
証明されました。
特に、弱った体に、優しくきれいな音楽は、元気な時より、心に染みていくようです。
今まで、自覚しなかった感情と向き合う場面も生むようです。
今後も、ロビーコンサートを積極的に取り入れ、入院患者の皆さんに、
お勧めして欲しいと思いました。
◆まとめ
お分かりかと、思いますが、患者は、ワタクシです。
明日、退院予定です。
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